2016/10/06    14:32

日本のロズウェル事件よ、いずこに・・・

イギリス人はUFOが本当に好きらしい。公共放送のBBCから地方紙に至るまで、毎日のようにどこかでUFOの話題が取り上げられている。ネタがないときは、無尽蔵にあるアメリカのUFOネタを引っ張ってくればよいから、言葉の壁がないというのは、本当に便利なものだ。(ただし、UFOネタに関しては、言葉よりも文化の壁の存在の方が大きい。)
 
ここしばらくのイギリス紙のUFO記事をザッと見ると、目玉は何といっても、ウェールズのセント・アサンという町の警察のヘリが撮ったUFOの動画の記事だ。
 
まずは、警察のツイッター上の動画を見てほしい。

9月23日夜9時半ごろ、ブリストル海峡上空300メートルあたりに、赤外線カメラにしか写らない、熱を発する物体が風向きとは反対の方向に飛んでいるのをキャッチ。(このことからバルーンなどではないことがわかる。)警察も困ってしまって、ツイッターで、「何だと思う?航空管制にも何も写ってないのだが」とつぶやいて世界中で話題になった。正真正銘のUFO(未確認飛行物体)だ。
 
イギリスのこういう記事で好きなところは、体裁など気にせずに、わからないものはわからないと、ハッキリ言ってしまうところだ。
 
これ以外にも、この時期イギリス各地でUFOが観察された模様。9月27日は、UFO多発地帯のデボン州の記事で、丸いUFOが飛行機雲を出して飛ぶ様が、29日にはグラスゴーでのUFO目撃記事、30日にはスウィンドンの目撃が話題に。
 
10月2日から4日の間には、アメリカの戦闘機TR-3Bか本当のUFOかと話題になったシュロップシアの三角形の飛行物体の写真他、デイリーミラー、エクスプレス、デイリーレコード、デイリースター、ブリストルポスト等…まだまだあってキリがない。
 
日本の各紙が、イギリスのように地元のUFOネタを平気で話題にするところを想像するとちょっと愉快なのだが、六甲山は多発地帯で、どうやら基地があるらしいとか、日航機と編隊飛行したとか、どこどこ警察がアブダクションの被害届を受理したとかが、日本のお茶の間に日常流れる話題になりえるだろうか?
 
イギリスは、「イギリスのロズウェル事件」といわれる、世界でも指折りの「レンドルシャムの森事件」というUFO着陸事件があって、元国防省のUFO調査のエキスパートが科学的調査をした挙句、やはり謎だと言い切っている。こういう自信の裏付けがあってこそ、日常のUFOネタにつながっているという気がする。やることをキッチリやっていると、わからないものはわからないと堂々言えるものだ。
 
ただし、アメリカのように物証すべてを収奪し、リバースエンジニアリングして、情報を隠蔽し、陰謀論のところまでいかないと「ロズウェル」と言いきれないのだが。やっぱりアメリカのやることは、ドスが利いている。そういえば、UFOネタの乏しいニュージーランドの新聞が、「そうか、うちにも”ロズウェル事件”が起きればいいんだ」とかつて言っていたことがある。まあ、そういうことだろう。
 

*ロズウェル事件・・・アメリカのUFOマターは、ここから始まったといわれるほど世界で有名なUFOが墜落したといわれる事件。「UFO墜落」の代名詞化している。
 

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