2015/09/07    08:00

不登校ってだめなことなの? 例えば、”エスカレーター”を考えてみよう

先日、とってもあきれてしまう出来事がありました。

 
 
私は、不登校支援専門の塾を運営しています。
そのカリキュラムの一環として「社会体験」を大切にしているため、地元のお店や事業主さんに協力していただきながら、様々なプログラムを行っています。
 
 
その流れで、超有名な〇〇〇さんとつながり、不登校の子供たちとその親向けプログラムへの協力をお願いしました。
 
 
しかし・・・
 
その答えは「NO」でした。
 
 
その理由は、「〇〇〇のイメージに“不登校”というものがついたら困るから」という内容でした。
 
 
 
もう、怒るどころかあきれてしまいますね。
 
と同時に、これがいわゆる「常識」なんだなぁと改めて感じました。
 
 
最近、地域の方々は理解してくれださる方が多く、私たちの活動に協力してくださるので、この「常識」をちょっと忘れていた自分にも気づきました。
 
 
でも、私たちがこの不登校支援事業を通じて最終的に目指すのは、
 

「世の中における“不登校”の価値の​逆転」

 
なのです。
 
 



最近、深く読んでいる「MI:個性を生かす多重知能理論」(ハワード・ガードナー著/新曜社)の中に、注目すべき一節がありました。
 
未来の創造者は、教師や指導者にいつも挑んでいるのだが、めったに面と向かって批判しないのである。
 
これはつまり、不登校の子供たちの事ではないか!!!!
 
と、私は思ったのです。
 
 
既存の価値観や、学校という文化、そこに違和感なく染まる人々に。
または社会や、その最も小さな単位である家族に。
 
 
それらに対して静かに≪挑んでいる≫状態なのではないかと思うのです。


不登校の子供たちは、彼らに合った教育を受け、その環境で努力することによって「創造者」になる素質があると、私は思うのです。




ただ、先日の超大手企業や、世間一般に浸透している“不登校”​のマイナスイメージが当たり前のようにあるから、

​親も「うちの子は不登校だからダメな子だ」と思ってしまいます。

​親にそう思われている本人は、「自分はみんなが当たり前のようにできていることもできないし、周りに迷惑をかけて、本当にダメな人間だ。」と思ってしまいます。

これこそが一番の問題なのです。



そこで、現在お子さんが不登校状態にある親御さんにお願いがあります。
 

是非、「不登校を否定せず、その子の可能性を信じて伸ばしてくれる環境」に身を置いてください。

環境の力は絶大です。


 

 

例えば、エスカレーター。



東京では、立ち止まって乗る人が左側、急いでいる人が右側を歩いていきます。

東京に住んでいる人にとっては、それが「当たり前」なので、
右側にボーっと立っていたら、
「邪魔だ!」、「あいつは世間のルールを知らない」と思われるのです。
 
 
しかし、大阪ではどうでしょう?
 
 
皆、自然と右側に立ち止まって乗り、さきを急ぐ人は左側を歩いていくのです。
 
そう、東京と大阪では、正反対なのです。
 
 
 
​​​​
ここに、右側に立ち止まって乗る習慣の人がいるとします。
 
その人は、東京では「世間のルールを知らない人」と思われ、
大阪では「普通の人」と思われるわけです。
 
 
しかし、大事なのは、本人がその事実を知っているかどうかです。
 
 
 
もし、その事実を知らずに一生東京に住んでいたならば、「自分は世間知らずのダメな人だ。」と自分を責めるかもしれません。
 
でも、大阪のことを知っていたならば、「自分は東京には合わないだけだ。大阪ではこれが普通なんだ。」と思うことができます。
 
 
そして、さらに大きな視点で考えれば、そもそもエスカレーターは「安全に1階から2階まで上がることができれば、それでいい。」わけですよね。

ただ、安全性や利便性を求めて、自然と左寄りや右寄りのルールができたということではないでしょうか。​


 

 


不登校の話に戻ります。
 

 

不登校についても同じことです。

 


1階が生まれた瞬間で、2階が死ぬ瞬間だとしたならば、その長い道のりの中で、右側に立つことがあっても、左側に立つことがあっても良いのではないでしょうか。
​それが、一般的に「普通」であるときもあれば、「普通」でない時もあるのです。


しかし、その時の、その周りの人々が、どのような反応をするかということが重要です。

​できることならば、その状況をまずは受け入れてくれた上で、
今右に立つということなのか、それによって今後どういう影響があるのか、ないのか。
世間一般はこう考えているようだけれど、それは本当に事実なのか?あなたの人生にとって本当に絶対的なことなのか?

​ということを教え、一緒に考えてくれる環境があることが大切なのではないかと思うわけです。



​とにかく。

 

​「自分はダメな人間だ」と思わない環境に身を置くことが一番なのです。

 


環境は選ぶことができます。

 

目先の出席日数や、試験、進学のことに惑わされず、
選ぶ勇気を持っていただきたいと思います。



私は、目先のそういった小さなことに惑わされ、ますます抜け出せない迷路に迷い込んでいく方を、何人も見たことがあります。

 

9月になり、どの学校でも夏休みが明けましたね。
 
夏休み明けは、不登校になりやすい時期ともいわれています。
 
 
もし、お子さんにその傾向が見られた時には、まず落ち着いて話を「聴いて」あげてください。
(「聞き出す」ことと「聴く」ことは違いますよ♪)
 
 
そして、人生という長いスパンで考えるならば、まずは不登校を理解してくれる方に相談されることをお勧めします。
 
 

不登校は、必ず解決できますので、

 

どうか落ち着いて、お子さんと、またご自身と向き合っていただきたいと思います。

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