2015/10/14    08:00

幕末からの日本の危機感――大東亜戦争へ 「韓国併合」

「常に強い国の顔色をうかがってその言いなりになり、その国民に自分の国を自分で守る気概がなく、その結果国民が誇りを持つことはない」。皆さんこれはどこの国のことだと思われますか。そうです、これはかつての李氏朝鮮のことです。

朝鮮は14世紀末頃から、明の属国となり「朝鮮」という国号も明皇帝から授けられました。さらに、明のあとの清の属国でもあり続け、華夷秩序の中に安住し独立の気概はないものの、明や清の威光を背景に「小中華思想」に基づき、日本をはじめとする東アジア、東南アジアの国々に対して優越感を抱いていました。しかし、19世紀に入り「大中華」清国が欧州諸国に浸食されると朝鮮は列国、特にロシアの餌食になる可能性が出てきたのです。

朝鮮は「大中華」に守られてきたため、為政者にも特権階級の両班(ヤンパン・武官と文官を兼ねる存在)にも国防意識が乏しく、軍人の数も約1万人程度と少なかったのです。

少し話は逸れますが、上述のように「常に強い国の顔色をうかがってその言いなりになり、その国民に自分の国を自分で守る気概がなく、その結果国民が誇りを持つことはない」のが朝鮮でしたが、これは同時に戦後の日本のことでもあると思います。国益を考えない政治家が、目先の利権と名誉欲のために、中国や韓国に対して史実を十分に検証することもなく「阿りの謝罪」をしてきました。宮沢談話、河野談話、細川談話、村山談話、菅談話etc.「侵略戦争を反省しろ!」との中韓の恫喝に屈し、日本の未来のために命を懸けて戦い亡くなった英霊たちのために、天皇陛下も総理大臣も靖国神社に参拝できないのが今の日本です。百歩譲って、いや万歩譲って日本が侵略国家だったとしましょう。それでも英霊を総理大臣が慰霊してどこが悪いというのでしょうか?誰に文句を言われる筋合いがあるのでしょうか?そして一方で、「日本はアメリカの一州」と言われてしまうほど、自立独立精神のない国になっています。


だいぶ脱線しましたが、日韓併合について私の考えを述べれば、自分の国が無くなってしまったということに関して、朝鮮民族としての悔しさや日本への恨みには、日本人として理解をする努力は必要かもしれません。しかし、当時の国際情勢、すなわち欧米列強の帝国主義の席巻、とりわけロシアの膨張政策に対する日本の危機感、また、朝鮮(大韓帝国)の前近代的国家体制・経済状態、教育水準の低さ等の実態と事大主義、さらには「小中華思想」(朝鮮の特権階級からすれば、明治政府の中心メンバーのほとんどが元々下級武士であることから日本を蔑んでいた節があります)による朝鮮民族の精神の退廃などからすれば、アジアで唯一近代化に成功した隣国日本の保護下に置かれることこそが、朝鮮にとっての最善の道であったといえます。

これは日本人の立場からだけの見解ではなく、1908(明治41)年アメリカ人の朝鮮(大韓帝国)外交顧問スチーブンスも次のように明言しています。曰く「韓国の王室と人民に独立の資格はなく、日本に統治させなければロシアの植民地にされたであろう。伊藤(博文)統監の施策は、朝鮮人民にとって有益で、人民は反対していない」とのことでした。ちなみに、この発言を知った在米韓国人はスチーブンスを暗殺しました。

そして、安重根は伊藤博文こそ韓国併合に向かわせる黒幕と判断し、1909(明治42)年、ロシアの蔵相との会談にハルピンを訪れた伊藤を暗殺しました。今日でも安重根は韓国の英雄になっていますが、伊藤が国内の併合推進派を抑えて、非併合の韓国保護育成策を推進しようとしていたことを知らなかったと思われます。2010年には、伊藤の手記が見つかっており、韓国を保護国とするのは「韓国の富強の実を認むるに至る迄」と述べられており、改めて伊藤が併合に反対していたことが分かります。伊藤が暗殺されたことで、併合促進派が勢いづいて1910(明治43)年に日韓併合条約が締結されます。安重根の無知がもたらした併合でした。

伊藤が併合を嫌った理由は、第一には韓国の悲惨な経済事情です。併合すれば、日本からの持ち出しばかりが多くなり、日本にとってのメリットが少なかったからです。現代で例えれば、財政破綻のギリシャを丸ごと抱え込んで併合しようとする国があるかどうか、を考えていただければ理解できると思います。

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